The Cμ Programming Language
プログラミング言語を学習するにあたって,最初の一歩には,広く行なわれている慣習があります。それは,「hello, world」(ハロー ワールド)という言葉を画面に表示するもので,1978年に出版された『プログラミング言語 C』からの伝統です。
Cμ では,ハロー ワールドを以下のように書くことが出来ます。
>=Cu
>#include <std.Hu>
>
>MAIN ()
>{
> out << "hello, world\n";
>}
<
順番に見ていきましょう。
1行目は,std.Hu という標準ヘタ(蔕)をこのソース コードに含めています。このヘタには,Cμ を扱うための基礎的な情報が含まれています。
3行目,4行目では,MAIN() という函数の定義を始めています。内容の定義は,波括弧で始まり,波括弧で終わります。Cμ では,処理のまとまりを函数として定義し,それを呼び出します。MAIN() は,プログラムの開始点となる特殊な函数です。
5行目が函数の内容です。ここでは,標準出力を表わす out に "hello, world\n" という文字の並びを送っています。この文字の並びを「文字列」と呼びます。なお,"\n" は改行を表わす特殊な文字です。これにより,プログラムは "hello, world" という文字列を画面に表示し,改行してから終了します。
虎哲では,以下のように実行出来ます。
>=bash
>kn -x hello.Cu
<