{あれ K#F85E/5B28-8567}宇田川浩行 で,それも実は表層的なことで,もっと本質的なことを言うと,「不遇から這い上がった」という自意識を持っている人は十中八九くらい自己責任論者になる。これは財産の多寡では測れないところで,富裕層でも,例えば親が毒親だったとか,強い混複(コンプレックス)があったとかいじめられたとかの経験があるとないのとではかなり違う。
{あれ K#F85E/5B28-4765}宇田川浩行 よく政治的スペクトルを語る時に「富裕層」という概念が使われるが,これは危険な単純化で,少なくとも「世襲富裕層」と「新興富裕層」は全く精神的傾向が異なるので区別する必要がある。前者はリベラル寄りで後者は保守寄り。
{田堵 K#F85E/F987}宇田川浩行 たと。地方の有力農民。 律令制の崩壊に伴い,富を蓄え,他の農民を支配する富裕層が現れた。彼らは田堵と呼ばれ,田地開拓や出挙(すいこ)と呼ばれる利子つきの貸借によって,更に富を蓄えた。 田堵の出自は,旧来の豪族や郡司・退官国司が多くみうけられる。 規模によって,大名田堵,小名田堵などともいう。 (3){出挙}{大名田堵}{小名田堵}