「最後の五日間」最終日。
今日も睡眠時間を削れなかった上に開発作業に集中出来ず,そのまま「最後の一週間」に延長となった。
良い息抜きだったと思ってここから巻き返したい。
「最後の五日間」4日目。日本時間ではトランプ弾劾訴追が決まった日。先日のイギリス総選挙といい,英米政治危機はもう「英米政治崩壊」と言っていい状況にあるのかもしれない。
2,3時間の仮眠だけして20日の終わりまで作業を続けるつもりだったが,8時間もまともに寝てしまった。脳疲労のせいか,ここ数日はこんなことが続いている。
今の自分を取り巻く状況やこの先のことなど,雑多な考え事も多くなり,開発作業は久しぶりに低進捗だった。
息切れしてもおかしくはない頃でもあり,何より体を壊すことだけは避けたいため,あえて無理はしなかった。ここまで自分を導いてきた頭脳を信じる。
大合流でデライト最終調整の質が大きく変わったことを踏まえ,20日を過ぎた時点で土日も含めた「最後の一週間」とすることにした。
「最後の五日間」3日目。
前日に見た虫の夢が見事に現在の状況を表わしていることに気付き,不思議な気分になった。
最初は可愛いアリの子供のような虫を数匹育てていたが,気付くとなぜかハチやクワガタ,カブトムシの群れになり,慌てて虫籠に入れようとするが間に合わない。可哀そうだが焼き払うしかないか,と考えているところで目が覚めた。
その日の就寝前,理腑の複雑性が一段高まったような感覚があったため,これはその状況を象徴しているような気がしたが,あまり深くは受け止めなかった。ところが今日,いっそのこと全部まとめて片付けてしまおう,という気分になり,少し状況の見方を変えてみたら,ここまでの課題が一番都合の良いところで大合流していることに気付いた。
これにより持ち辺は急激に回復し,デライト正式離立から希哲館事業収益化への展望もずっと明るくなってきた。
後悔が無いとはいえ,離立の遅れへの苛立ちは覚えざるをえなかったが,自分の潜在意識が何を待っていたのか,やっと理解出来た気がした。直観の神秘も感じた。間違いなく,ここ数日が最善の時期だろう。
虫の夢,というのは昔から数年おきくらいに見る気がするが,虫が片付けなければならない問題を象徴しているのかもしれない。ただ,これまでに見た虫の夢はとにかく気持ち悪いものが多かったが,今回は恐怖でもなく嫌悪でもなく,自分のせいで殺されるであろう虫たちへの罪悪感のような感情が強く残った。
今日もデライト正式離立には至らず,目標を17日に再設定したが,限界がすぐそこまで来ているのを感じる。
「第二次大理腑」というくらい,最近の理腑の成果には目を見張るものがあり,その意味ではこれまでの延期に後悔は無い。少なくとも,希哲館事業にとって最善の道を歩んでいるという確信はある。
それと同時に,猶予の無さも切に感じている。この調子で引き伸ばせるのもせいぜい20日までだろう。ということは,今後わずか5日間が,デライト正式離立が成功しうる時期だということになる。
早過ぎず遅過ぎず,ここで逃がせば永遠に機会を失うかもしれない。チキンゲームというか,度胸試しにも近いものがある。
ちょうど作業に集中しやすく,区切りも付けやすい平日にあたる期間だ。「最後の五日間」のつもりで臨む。