輪郭法

描主宇田川浩行K#F85E
上描き希哲6年(2012年)
11月16日 17:35
下描き希哲6年(2012年)
05月18日 03:23
利承
ライセンス
希哲館普通利承(KULクール

輪郭法」(りんかくほう,英語:delinigraphy)は宇田川の用語。略称は「DG」である。綜術の一つ。

人間の知識の整理方法を体系化したもの。応用範囲は哲学・数学から,情報技術にまで及ぶ。

もともと英語名は delinography であったが,デルンの接頭辞(delno-)と区別するために変更した。

余談であるが,「DG」はラテン語「Dei gratia」(神の恩寵により)の略でもある。また,初期の名称は「森羅法」(しんらほう)であった。

「なんでもメモ」サービス、デライト公開中!
https://dlt.kitetu.com

一覧

=}{*}

そこで「神経目線」になってみると,情報のやりとりは出来るだけ近場で済ませたい,ということになる。つまり,必要十分情報最短で辿り付けるように整理されている。これをどう再現するか,という問題への答え輪郭法でありデルンでありデライト

=}{*}

先の文章でも書いたように,ネットワーク構造というのは構造に似ているが,それを実装しただけでは有用道具にはならない。脳を傍観しているようなものだからだ。我々の意識と実装をどう結合するか,という問題への一つの解答輪郭法

=}{*}

その結果,私は17歳で今のデルンの基礎理論になっている「輪郭法」と,それを中核にした「希哲館事業」を閃いた。もちろん,非言語思考だから当時はそんな呼び名も無かった。全てが「あれ」だった。

=}{*}

昨日も,デライト正式離立リリース)予定日だというのに私が何をしていたかというと,C++ を基礎にした虎哲の主要開発言語)のライブラリ整理をしていた。DGDBI という,輪郭法RDB の橋渡しをする部分で,今後のデルンデライトにも大きく関わってくる部分なのでどうしても離れられなかった。

=}{*}

簡単に整理すると,まず勘報機コンピューター)を基礎にした「知機」という全く新しい機械を作ろう,という望事プロジェクト)があり,その実装として虎哲がある。虎哲開発の足がかりとして,知機の中核理論である輪郭法ブログ感覚で使えるようにしようとデルンが生まれ,さらにそれを SNS 感覚で誰も気軽に使えるように,とデライトが生まれた。

=}{*}

ではその虎哲とは何か,というと,希哲社による「知機」(knower)の参考実装ということになる。知機とは,私が考案した概念で,「知識を扱うための機械」だ。これはさらに辿ると,認知から画表(グラフ)構造を抽出する輪郭法delinography)という理論を背景にしている。これが「デルン」の由来だ。

=}{*}

いつ出来るか分からないが,私には輪郭法を基礎に数学を再構成するという野望がある。

=}{*}

とはいえ,あまりに変哲が無くても興味を持たれないわけで,「輪郭の入れ子であらゆる情報を記録していく」という,削りようがない輪郭法本質だけを残して特色とした。

=}{*}

輪郭法は,世界全体から捉えようとする点において画期的なのだと思う。西洋思想東洋思想の最先端が接触するところにある。

=}{*}

輪郭法柔品ソフトウェア)化出来るように形式化することも当然考えていたが,もともとはノートでもある程度応用出来る普遍的な記憶法情報整理法思考法)を志向していた。

=}{*}

この輪郭法が,現代における情報爆発知識層の衰退,反知性主義の台頭,そして社会分断といった問題への有力な処方箋であることに気付けば,なぜ「現代の超克」などという大袈裟な話になっていくのかは自ずと理解出来る。

=}{*}

動物行動最適化するためのものなので,「必要十分な精度」で世界を捉えるように出来ている。その単位を「輪郭」として抽象化し,操作出来るように体系化したのが輪郭法

=}{*}

ライト版デルンことデライト(Delite)は「よろこび」(delight)にかけた命名だが,昔々,輪郭法(delinography)の略語を DG にした時,ラテン語〈dei gratia〉神の恩寵によって)の略にもかけていたのを思い出す。結果的に出来すぎた名前に。

=}{*}

=}{*}

ちなみに,輪郭法における「輪郭」は,もともと仏教でいう「」をイメージしていた。

=}{*}

最近,デルンデライトの基礎理論である輪郭法仏教親和性の高さを感じることが多い。もともと私は仏教哲学に強い関心を持っていたし,影響も色々な形で受けていると思うが,開発していると不思議な気分になる。

=}{*}

しかも,輪郭法という独自の理論を元にしたデルンがあり,その背景には高度に体系化された新現代思想がある。世界で最も密度の高い知識企業になっている。

=}{*}

輪郭法を実装しようとなった時,ほとんど迷いなく CMS から始めることを選んでデルンの開発に成功したが,その判断が無ければデライトという発想にも繋がらなかっただろうし,私は自分の判断力よりも信じられるな。

=}{*}

デルン(deln)は,人間が持つ認識構造輪郭法(delinography)という理論抽象化形式化した上で,それを「仮想頭脳」として操作出来るようにした柔品ソフトウェア)だ。これを WWW と組み合わせることで,ザナドゥ計画WinFS の目的をより高度に満たせる。

=}{*}

自分が作ったものを自分で使い続けるって,本当に大切なことだな。デルンの強みは,輪郭法をいかに便利に使うか,ということを私自身が実験し続けていることかもしれない。

=}{*}

グラフを「画表」(がひょう)と訳すの,やっぱり良い感じだな。輪郭法における〈delinograph〉は「輪郭画表」になる。かっこいい。

=}{*}

その輪郭法(delinography)はいまデルンとなり,ザナドゥ計画WinFS の挫折を乗り越えた情技(IT)史上最大の発明として世に出つつある。

=}{*}

ちなみに今の希哲館事業の原型を閃いたのは17歳の頃。言語哲学と全体性の哲学を情報工学と融合させ輪郭法を生み出し,それが資本主義共産主義の対立を越えた経済体制の基礎になると確信した。

=}{*}

ボームとかホワイトヘッドとか,今となってはもはや懐しいな。確実に輪郭法の思想的源流の一つではあるのだが,どこがどうしてこうなったのか,もうあまり覚えていない。

=}{*}

現代が失なった「知の全体性」を回復するために考え出した輪郭法が,そのまま司組(システム)の設計手法になり,人間の知能を強化する知機(knower)を実装していると気付いた時,私の中で何かが揺れた。

=}{*}

=}{*}

根本的な話,哲学者ですら世界を語るのを諦めている時代に,そんなことが可能なのかというと,それを可能にするために発明されたのが輪郭法であり,その応用技術としての知機なのだと答えることが出来る。情報爆発による個人知の断片化に抵抗するための知機が人間の脳と結び付いて自己組織化を始めている。

=}{*}

この辺は,掘り下げると私の哲学観にも触れるのでちょっと難しいのだが,基本的に輪郭法というのは世界を「言語劇場」(language-theatre)として捉える宇田川哲学に基礎付けられている。そこには本質としての仮も実もなく,全てが「仮にして実である」言語的原子(概念)たちの相互作用(演劇)で構成されている。

=}{*}

概念地図法輪郭法の端的な違いは,前者が三人称視点(俯瞰的)なのに対して,後者は一人称視点で概念を渡り歩ける,というところにある。これは,いうなれば頭の中にある道路のような「概念網」をドライブしている感覚がある。

=}{*}

デルン輪郭法応用技術)は,いかに人間の記憶を直感的に仮想化出来るか,ということを突き詰めて,自由に組み合わせられる「輪郭」を単位とした出与え(データ)管理を実現しているのだが,これは多分 LISP の柔軟性が求められた動機に似ている。

=}{*}

この知機という概念が活きてきたのは,やはりデライト開発によるところが大きい。私が日頃熱心に言及しているデルンというのは,知機の中核技術として,『概念の輪郭による記憶法』こと輪郭法(delinography)を出与え(データ)管理に応用するものだ。デライトはそのライト版サービスだ。

=}{*}

デルンを,その本質を維持したまま極限まで削ぎ落した時に残ったのが「メモ」,つまり記憶の管理だった。実は,デライトの考案から遡ること約9ヶ月,私はデルンの基礎理論である輪郭法論文題名を練っていて,その結果が『概念の輪郭による記憶法』だった。

=}{*}

輪郭法は,画表(グラフ)構造を「どう眺めるか」の理論だと言ってもいいかもしれない。

=}{*}

輪郭」の特殊形が主体であったり客体であったりする……と考えると,輪郭法の役割は交度(コード)上というより UML のような模定モデリング)工程にあるのかもしれない。

=}{*}

デルンdeln)は,「輪郭」を捉えることを重視する思考法,「輪郭法」(delinography)に基いた情報技術として,私が約5年前に実用化した。膨大な情報から知識最適化することを可能にする,情報爆発に対抗しうる個人の知識処理技術として,知識産業革命における「蒸気機関」と表現することもある。

12
出力論組プログラム虎哲*イチ 1.01
制作・運営:希哲社
© K1-13 (2007-2019) KiTetuSha