この日本人的気質こそ,工業化に優れた適性を発揮した所以であり,脱工業化に失敗し続けている所以でもある。想品(ソフトウェア)開発に「工場」は必要ない。目標が分かりやすく,後は労働者の費用対効果だけが問題だった工業化時代と,目標そのものをどう発見するかが問題になる脱工業化時代の違い。
この日本人的気質こそ,工業化に優れた適性を発揮した所以であり,脱工業化に失敗し続けている所以でもある。想品(ソフトウェア)開発に「工場」は必要ない。目標が分かりやすく,後は労働者の費用対効果だけが問題だった工業化時代と,目標そのものをどう発見するかが問題になる脱工業化時代の違い。
日本人が発明したものを,外国人に評価されるまで日本人自身で評価出来ない,という現象はよく確認されているが,これもやはり根は同じだと思っている。要するに,吊り橋を誰かが先に渡ってくれるのをみんなで待ってしまっている。