希哲館訳語

描主宇田川浩行K#F85E
下描き希哲11年(2017年)
08月25日 22:30
利承
ライセンス
希哲館普通利承(KULクール
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希哲館訳語リファクタリングを「理腑」と訳せたのは今考えても素晴しい閃きだった。と同時に,日本人が抱えている言語的負債の大きさも実感した。こと情技(IT)において言語的負債は技術的負債でもある。

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デルンによる知能増幅可能にした一つの成果は,やはり希哲館訳語だろう。没案も含めると数千語になる史上最大の翻訳語体系。まだ編纂途上だが,一部はこちらで公開している。

https://dict.kitetu.com/

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司組システム)自体が語句に縛られていると,語句そのものをメタ)的に操作することが出来ない。という意味では,希哲館訳語デルン無しでは出来なかった。

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私が希哲館訳語を通して日本語改革を試みているのは,日本知識産業革命成功すれば,日本語英語に取ってかわる可能性があるから,というのもある。

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情技(IT)の仕事を始めようとした時,まずカタカナ英語問題視したのもこういう性格から来ていて,つまりこの「言語潔癖症」が希哲館訳語原点でもあったような気がする。

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デライトにちょくちょく来てくれる K#9-D657 さん,デライトに対しても希哲館訳語に対しても私が知る限り一番理解度の高い人で,最初は存在そのものが信じられなかったな……。

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先月,面白いデライト用者の方が現れたのだが,あれは救われたな……。正直,デライトにせよ希哲館訳語にせよ,自分のやってることって本当に他人に伝わってるのかな,と不安になりかけていたところで,延々と壁を掘り続けていたら向こう側からやっと声が聞こたみたいな嬉しさがあった。

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希哲館訳語は「史上最大の翻訳語体系」というより正確には「史上初の翻訳語体系」なのだが,後者だとそもそも「翻訳語体系」とは何か,という話からする必要があるので獲句キャッチコピー)として弱い。

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和語音写は私も希哲館訳語の整備で気付いた未開の領域。ここに新しい日本語可能性が眠っているのかもしれない。

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希哲館訳語というのは「希哲館が採用する翻訳語」のことであって必ずしも新造訳語である必要はないので,こういう場合にどういう翻訳語を使うべきか,という指針として機能するようにしたい。

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江戸時代明治時代翻訳語に「西洋知識輸入する」という使命があったように,翻訳語にはそれに意義を与える上位概念が必要で,希哲館訳語の場合は知識産業革命を目指す希哲館事業構想がそれを担っている。ここは誰にも真似出来ないところ。

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特に希哲館訳語音写性を重視しているため,ぱっと見ただの「当て字」に見えてしまう翻訳語が多い。当て字かそうでないかというのはの使い方に妥当性がないかあるかなので,しっかりした語釈必要になる。

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今日は『希哲辞典』の収録済み希哲館訳語200語行くか行かないか。語釈を整理したりしていると思いのほか時間がかかる。

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ところでこの「反餓」(ハングリー)という希哲館訳語,いい感じの語釈が出来ず『希哲辞典』に収録出来ていない。反骨餓え,で語感は悪くないが……。

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希哲館訳語の真の強みは,こうした「語釈」の豊富さにある。同じ翻訳語でも,どう説明されるかによって感じ方は大きく異なる。

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そもそも言葉なんて使われてなんぼなので,希哲館訳語は当然ながら自由に使ってもらっていいのだが,文書としての『希哲辞典』も含めて,もっと強く自由保証した方がいいのかもしれない。気分的に。

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本当に,こういう時に「性格」というものの皮肉を感じる。もし私が,日本人らしく,周囲に気を使って波風立てないように生きていたら,希哲館事業希哲館訳語も存在していない。この近寄り難さと誰にも止められない強さ表裏一体

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もし「翻訳学」を立ち上げるなら,希哲館訳語蓄積は欠かせないものになるだろう。

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翻訳語の質」という観念自体が希哲館訳語以後のものという見方も出来るが,そもそも質の高い翻訳語なら普及するかといえばそれは怪しい。

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正直,江戸時代後期から明治時代頃にかけての翻訳語なんて,決して上手いものではない。意訳したくせに誤解を招いたり,下手な漢字のあて方をしたり。翻訳技術的には希哲館訳語の足元にも及ばないような翻訳語ばかり。それでも権威で「ゴリ押し」出来た。この「流通」の問題は大きい。

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『希哲辞典』,収録済み希哲館訳語が間もなく200語になるのでそこまでやってしまうか。

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最近,希哲館訳語を使った日本語ってもう新しい日本語なんじゃないかと思いつつある。希哲館日本語というか。もともとそういう構想もあったのだが。

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私は日本語世界に誇れる知識技術蓄積したいと思うし,希哲館訳語はそこから自然に生じたものなのだが,そもそもこういう考え方が出来る日本人なんだろうな。みんなどこか諦めてしまっているというか。

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何度か言っているが,日本語におけるカタカナ依存症って,ある意味,日本人性格象徴でもある。何となく周囲に合わせる,争点を作るような提案は避ける,等々。そしてなぜ私が希哲館訳語なんてものを作れたのかといえば,見ての通り私は協調性皆無であり傲慢であり冒険を恐れない性格だからだ。このをどう埋めるか。

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希哲館訳語について一つだけ確かなことは,これが普及しないのだとしたら日本語におけるカタカナ依存症解消する方法はもう無い,ということ。

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あとは,希哲館訳語にも様々な品質種類があるので,これらをどう切り分けて見やすくするかとか,色々課題がある。最終的に1,000語くらいにはなるとして……。

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希哲館訳語には「戯訳」という遊び翻訳語もある。例えば,コーヒーは香り立ち滲み出るものだから「香泌」(こうひ),ライオンはゴロゴロ鳴く百獣の王だから「雷王」,ノートのようだから「脳戸」。

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『憐情』希哲館訳語では極めて珍しい固有名詞に対する翻訳語なのだが,翻訳技術的には最上級のものと言ってよく,希哲館訳語技術力証明する語の一つになっている。

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とはいえ,私もデルンという知能増幅(IA)技術自由に使える膨大時間が無ければ希哲館訳語なんて出来なかったので,それ自体は無理もないことだと思うのだが。

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日本の情技(IT)産業飛躍する時というのは,日本人が自らの感性思考最大限に活かして知的創造をする時だ。そこで母語である日本語軽視されていいわけはないので,希哲館訳語のようなものは必ず要請される。

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希哲館訳語って,別に希哲館事業依存しているものではないので,これから何十年でも蓄積していけるのだが,そうなるとほぼ先行者利益総取り確定してしまうのだが……いや,いいならいいんだが……なんだかなあ。

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この種の翻訳語研究は,未開過ぎて開拓し放題。この調子だと,現在のカタカナ語のほとんどが希哲館訳語で置き換えられかねないぞ……。

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