社会分断

描主宇田川浩行K#F85E
下描き希哲12年(2018年)
01月24日 02:56
利承
ライセンス
希哲館普通利承(KULクール
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一覧

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というか,世界を見渡して,社会分断衆愚政治蔓延を乗り越える体系的な構想を持った事業希哲館事業以外にない。

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この輪郭法が,現代における情報爆発知識層の衰退,反知性主義の台頭,そして社会分断といった問題への有力な処方箋であることに気付けば,なぜ「現代の超克」などという大袈裟な話になっていくのかは自ずと理解出来る。

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政治の重要性が相対的に低下する先進国よりも,発展途上国の方が政治参加の意識が高い。その先進国で格差拡大が進むと所謂「トランプ王国」のように,国の内部で政治参加意識の高い極右が台頭して社会分断にいたる。

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哀しいかな,先進国の中で日本がまだ政治的に安定している理由は,脱工業化に失敗して国内に深刻な格差が生まれていないからだ。みんなで貧しくなるかわりに分断を辛うじて食い止めている。食費4万の話題ではないが。

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この2,30年というのがちょうど日本経済の停滞期に重なっている。要するに,知識産業が勃興して,世界的に格差拡大が進行し始めた時期。事実上の社会保障として機能していた労働に差が出来過ぎてしまった。

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2,30年前までは,「少数者差別迫害されている!」と誰かが叫べば,そうか,それは可哀そうだな,と思える余裕が多数派にもあった。今はそうではない。むしろ多数派逆差別に怯えている。

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それまで,少数者を迫害する政府の背後にいた「強者としての多数派」はもういない。それはここ20年くらいの劇的な変化で,50代以上の発言力を持つ思想家政治家たちは古い認識を修正出来ずにいる。

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近代社会工業化とともに発展してきて,多数派であるところの「国民」を権力源泉とすることで中近世社会を駆逐してきた。これがリベラルが意識する多数派だ。ところが,脱工業化で多数派が強者ではない時代が訪れてしまった。

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リベラルの伝統的な世界観として,「社会的弱者の味方として伝統権力に立ち向かう」というものがある。しかし,近年,その権力を支えているのは没落中間層などの非少数弱者であり,彼らは概してリベラルの「物語」に冷めている。

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リベラル非少数弱者に冷たいのはなぜか,というのは最近よく考えている。

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アメリカイギリスに比べて,文化的に近い日本が政治的に安定しているのは,やはり国民平等意識によるところが大きいと思っている。経済成長の鈍化は格差拡大のブレーキにもなっていて,社会分断をギリギリのところで食い止めている。しかし,それも時間の問題だ。

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特定の層の感情に訴えれば楽だし得だが,多くの人がそれに流されてきた結果として社会分断があるのなら,それは誰かが止めなくてはならない。私はその強さが何よりも欲しい。

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しっかし,とことんウケない文章書いてるな……。こんな文章が読まれるくらいの世の中なら,社会分断なんかないわな,と思うが,だからこそという使命感もあり……。

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古から,対立する「」を調停する「」を担うのが政治だと考えられてきたが,近年その前提が崩れてきた。国民は自分の利益のことだけを考えて投票し,政治家はその支持者のためだけの政治をする。社会分断の末路。

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そういえば,もう日本社会分断という意味ではアメリカに近くなってきてるんだな。アメリカより多少耐性はあるだろうと思っていたが,それも数年程度の誤差か。そういう意味では希哲館事業乗軌化は絶好の時期だった。

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私がなぜ SNS に依存せず,独自の技術と立場で情報発信をしているのかといえば,SNS の構造上,一定以上の複雑さを持った情報を共有したり,クラスタの垣根を越えた交流が難しいから。SNS での発信力を追求すると,どうしても特定の層向けに,単純化した言説を発信することになってしまう。これが社会分断の原因になっている。そこからの脱却が必要。

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SNS における「好きな情報源を選べる」利点と弊害の問題。本当は政治家が取り組まなければならないような重大な社会問題なのだが,その政治家が SNS を利用している時代なので……。

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Twitter が議論向きではない,という一つの理由は,例えばこういう議論をした時に,冷静に状況を分析して論理的に整理された地味な話よりも,「Twitter だって議論は出来る!何の問題もない!」みたいな感情論の方がウケて拡散してしまいやすいこと。その先に今の社会分断がある,といっても大袈裟ではない。

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そういや,私はデルンの実用化に成功した7年前から基本的にはデルン上で活動していて,SNSリアルタイム検索などで傍観してきたのだが,SNS 上の対立が異様に見える理由って,たぶんこのせいなんだな。「クラスタ」の中から世界を見ていると,どうしても自分に都合の良い情報しか見えなくなる。

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アメリカでは自動車産業がもう駄目だという頃には情技(IT)産業の基礎が出来ていて,速やかに脱工業化を果した。だが,ここに経済格差の拡大・社会分断という落とし穴があった。日本ではいまだに自動車会社が産業を牽引していて情技(IT)産業は停滞し続けている。だがそれも考えようによっては利点だ。

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昨日,「std:: を付ける派も付けない派もどちらにも一理あって,それを両立させられないのは C++ の欠陥だ」ということを書いたが,それは社会にも同じことがいえて,多様でみんなが暮らしやすいのが良い,自分達の安全を守ってほしい,それはどちらも正しい。それが両立しないのは現代社会の欠陥なのだから,構造を変えるしかない。

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しかしちょっと不思議なことに,世界各地で深刻化している社会分断を乗り越える「反選り人(エリート)的知性主義」として,希哲学フィロソフィア)に着目する,という発想をあまり見かけたことがない。西洋文明にとっての原点回帰とも言える発想なのだが,まさか希哲館だけがやっているわけではあるまいし。

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