希哲12年12月12日,前日に成功した SLFS 0.002 での焼き込みを基に,growisofs を利用した簡単な実装を行う。
_f85e から hiro への用者名の変更を行うにあたって,録落ち確認のため who を使おうとしたが何も出力されず,/var/run/utmp が存在しないことに気付く。/var/log/btmp,/var/log/wtmp,/var/log/lastlog は存在する。tmpfs なので消えるのは自然なことだが,再作成の処理を起動時に書いていなかったか。
とりあえず以下を実行したが,su で用者を切り替えても更新されている様子はない(これは勘違いで,そもそも su は utmp 等に記録されない)。
# touch /var/run/utmp
# chgrp utmp /var/run/utmp
# chmod 664 /var/run/utmp
しかし lastlog の出力もおかしく,root と _f85e の録入り記録が希哲12年4月19日で止まっていて,foot は Never logged in になっている。現時点の uptime が235日なので以前の再起動でおかしくなったか。
LFS-Bootscripts では cleanfs に上記の駒手が記述されている。
念のため時刻調整し,同等の記述を rc に追加した上で再起動する。これで一応 lastlog,who は正常に表示されるようになった。
ついでに,長い間手作業でしていた起動処理の一部を rc に埋め込み,まだ環境依存の記述が多いものの完全に自動化した。試行錯誤していた時の名残りで,D-Bus の PID 譜類削除と dbus-daemon の起動,NIC の設定を行なう ifc_up.sh の起動が別途必要だった。
# /usr/sbin/usermod -l hiro _f85e
# /usr/sbin/usermod -m -d /home/hiro hiro
# /usr/sbin/groupmod -n hiro _f85e
UIM-SKK の辞書譜類の指定が絶対場筋だったのを修正したくらいで,今のところ問題はない。
長らく面倒臭がって導入しなかった sudo だが,迅速に作業を進める上で柔軟さが必要と判断した。
BLFS を参考に意外とあっさり引装出来た。後の設定はいつも通り。ただし,wheel の GID 10 がなぜか dialout と被っていたため認証されないという問題が起きた。いったん dialout を GID 18 にして様子見。
さらに,場筋の問題で su -c ... のような感覚で使えない問題が発生。これは sudoers で secure_path に /_kn/run/ を追加した上で,sure で sure -s を使うように書き換えて一旦解決。
Cdrtools,dvd+rw-tools を引装し,foot(手定めするのに hiro で再録入りが面倒なため),hiro を cdrom グループに追加。外付け光学ドライブを接続し,growisofs で /dev/sr0 に最新の出場所抜控(2018-12-11_kt.PgSQL.bup)を焼き込んだ。ここまでは特に問題もなく成功。mount /media/dvd /dev/sr0 で中身も確認出来た。
しばらく放置していたら勝手にアンマウントされ sr0 から sr1 に変わったが,原因はよく分からない。
これが SLFS での初めての焼き込みとなる。詳細は残していなかったものの,移行前に旧環境(Slackware)で実験した記憶がかすかに残っており円滑に終わった。
Cdrtools とは,CD や DVD 等へのデータ書き込みを行うためのコマンドライン ツールである。主に Unix 流 OS で利用できる。
cdrecord や mkisofs といったプログラムが含まれている。