世界への布教
日本
キリシタン大名・大友義鎮(1530-1587)がいる。
福音書 (evangelium)
イエス・キリストの言行録。聖典とされる,マタイ・マルコ・ルカ・ヨハネら四人の書記者 (evangelist) による四つの福音書を指す。
ローマ・カトリック (ラテン: Ecclesia Catholica)
潅水礼(頭に水を注ぐ)による洗礼方式。
ギリシャ語カトリケー (καθολική = 普遍的) に由来するラテン語 カトリクス (Catholicus) から。
ローマ教皇
東方正教会
東方正教会, 正教会, ギリシャ正教 (Eastern Othodox, (Greek) Othodox Church)。
9つの総主教庁。コンスタンティノポリス総主教庁,アレクサンドリア総主教庁,アンティオケイア総主教庁,エルサレム総主教庁,モスクワ総主教 (ロシア正教会)。
プロテスタント (プロテスタント革命以降の宗派の分類)
プロテスタントは「抗議者」の意で、カトリック教会に反発した諸宗派を歴史的に総称する名称である。プロテスタントという、特定の思想内容をもった宗派が存在したり、共同意識をもっていたりするわけではないが、その思想のおおまかな系統や、歴史的運動は「プロテスタンティズム」と呼ばれたりする。
一般向けの書籍などでは、ある宗派が、カトリック起源の、教会分離派であることを分かりやすくするために「プロテスタント・〜派」のように呼称していることがある。
政治的にカトリック教会から分離した、イングランド国教会もプロテスタントに分類されることが多いが、思想内容はカトリックのものを受け継いでいる。
プロテスタンティズムと近代社会。
ジャン・カルヴァンの思想を受け継ぐプロテスタンティズムの合理性、禁欲、現世志向が西洋近代社会を形成する原動力である、とする主張もある。
最も有名なのはマックス・ウェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』。カトリックが主流の国家に比べ、カルヴィニズムが主流の国家のほうが資本主義が発達している。しかし、カトリックの形式的で、形骸化しやすい倫理観
よりも、カルヴィニズム的な宗派では厳格に禁欲・敬虔を求めるのであり、資本主義は一般にいう世俗化というよりも、高い宗教的倫理と親和性があるのではないか、という考察。
ジャン・カルヴァン (1509-1564) の予定説。
神の意志は、超越的であるが故に不可知・不変であり、教会への寄付や善行などの、人間の意志と行動によって、神の意志が変わったり、どのようにすれば神に救われるか、という知識を得ることは原理的にありえない、と考えた。もしそうであるなら、我々は神を人間の意志の支配下においていることになる。
人間の運命は神によって、生まれる以前に決まっているのであって、得た職業も、その成功や失敗も、神が与えたものである。同じように人間の敬虔の有無さえも神が与えるものであって、人間が規定するものではない。但し、我々はその予定された経験のなかで、神の救済を感じることが出来るのみである。
神を絶対化することで、結果的には人間の現在・感受性を肯定するという意味では、実存主義のはしりかもしれない。この思想によって、信仰生活と現世的な労働・蓄財が同時に成立する、特徴的な信仰基盤が築かれた。
ルター派 (ルーテル教会)
スイス改革派長老教会 (フルドリッヒ・ツヴィングリ)
改革長老教会
カルヴァン派ともよばれるが、正確ではない
バプテスト (baptist)
洗礼を行う者、の意。浸礼(全身を水に浸す)による洗礼方式をとる。
paticular -, カルヴァン主義, 予定説, 特定救済説。全てが予定調和。
general -, アルミニウス主義, 普遍救済説。神の救いの手は万人に差し出されるが、人間の意志がそれを拒むことは出来る。
ドイツ
贖宥状 (羅: indulgentia, 旧訳: 免罪符)
マルティン・ルター (1483-1546) の宗教改革
福音主義,行為義認によるカトリックの腐敗に対する信仰義認。
善行ではなく、信仰によってのみ人は神に義(ディカイオシュネー、他者に対して誠実であること)とされるとするのが信仰義認。
『ヤコブの手紙』では信仰と行為が一体となることで神に義とされるとする。これをルター派は行為義認と呼ぶ。