中世の大学
最古の大学、ボローニャ大学 (ca. 1088-, イタリア)
ボローニャ大学に次ぐ歴史ある大学,パリ大学 (ca. 1211-, フランス)。1211年,ローマ教皇に教育機関として認可される。
オックスフォード大学 (11世紀〜12世紀に形成, イギリス),ケンブリッジ大学(1209年〜,イギリス)。
プラハ・カレル大学(現・カレル大学, 1348-, チェコ)。神聖ローマ皇帝カール4世が設立。
サラマンカ大学(スペイン),1218年にアルフォンソ9世が設立。
近世の大学
イギリス王立協会(1660年〜),フランス王立アカデミー(17世紀〜)など,王政を背景とした学会が隆盛し,保守化した大学のかわりに莫大な資金を必要とする最先端の科学研究等を担った。
中世の大学が担ってきた神学から,ルネサンス的な人文学への転換期でもある。
近代の大学
ベルリン・フンボルト大学 (1810-, ドイツ)。世界の近代的大学の模範となる。フンボルトの理念「自由と孤独」。国家や,世俗的目的からの自由。フンボルトの理念は現実的な挫折を経て,大学のありかたを問う。特に「教育研究」の確立。
フンボルト、フィヒテ、シェリングなどは価値を問えない諸科学に対し,価値観を提供するものとして哲学を重視した。
日本の大学
1877年,東京大学設立。
1897年,京都大学設立。