リベラル

描主宇田川浩行K#F85E
下描き希哲10年(2016年)
11月16日 21:34
利承
ライセンス
希哲館普通利承(KULクール
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保守リベラルも,実はおかしな発言をしたりデマを流したりする程度に大きな差は無い。確かに,保守層迷信的なデマを流す傾向はあるのだが,リベラルはリベラルで,些細なことをヒステリック拡大解釈して情報錯乱させることが多い。

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これはいわゆる反知性主義だけの問題ではなくて,似たような現象はリベラルにもあった。トランプロシア疑惑なんかまさにそれで,私は終始「あのいい加減なおっさんにそんな巧妙なこと出来るか?」という違和感が拭えなかった。乱暴な言い方だが,頭が良い人は何にでも自分を投影してその知性を恐れるし,そうでない人は未知のものとして知性を恐れる。

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民主党候補,みんなそれなりにトランプにとっては強敵で,現時点では誰が勝ってもおかしくない状況ではある。というか,トランプが特に選挙に強いわけではないので普通に民主党の足並みが揃えば勝てるはずなのだが,保守に比べてリベラル支持層多様でまとまりにくいという欠点がある。

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よく政治的スペクトルを語る時に「富裕層」という概念が使われるが,これは危険な単純化で,少なくとも「世襲富裕層」と「新興富裕層」は全く精神的傾向が異なるので区別する必要がある。前者はリベラル寄りで後者は保守寄り。

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リベラルTL を見ると,保守層に対する批判の後,それはそうとこんな美味しいものを食べてきた,とか,海外旅行に行ってきた,みたいなことを楽しそうに語っている人が多い。つまり,彼らにとって政治問題というのは理念の問題であって,差し迫った現実の問題ではない。

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SNS における保守リベラルの差は,人生に余裕があるかどうかの差だと思っている。保守の悲壮感漂う TL に比べて,リベラルの TL は大概呑気だったりする。明らかに良い生活を送りながら,片手間に政治批判をする,みたいな。

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日本の政治における家系って面白いな,と思うのは,いわゆる保守層明治以後の成り上がり政治家一族(安倍家麻生家小泉家等)を中心にしていて,リベラル徳川家細川家など少なくとも江戸時代からの名家と(場合によっては)天皇を信奉していること。長い歴史のなせる業。

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たまに SNS のアカウントなんか観察してみると,いわゆる保守層は必死に「愛国」的な投稿を連投していて,生活を匂わせる投稿も地味なものばかり。リベラルはどうかといえば,知的な仕事や旅行の合間に政治批判をして,美味しい物を食べて,趣味に興じて……。政治に対する切実さが明らかに違うので,そりゃ負けるわと思う。

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幻冬舎にしても小学館にしても,「謝罪」させられるのはちょっと凄いなと思う。右傾化リベラルの衰退だと言われつつも,日本社会はまだ偏り切ってないな。日本人なんてその面では一番危なっかしい集団な気がするのだが。

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哀しいかな,先進国の中で日本がまだ政治的に安定している理由は,脱工業化に失敗して国内に深刻な格差が生まれていないからだ。みんなで貧しくなるかわりに分断を辛うじて食い止めている。食費4万の話題ではないが。

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この2,30年というのがちょうど日本経済の停滞期に重なっている。要するに,知識産業が勃興して,世界的に格差拡大が進行し始めた時期。事実上の社会保障として機能していた労働に差が出来過ぎてしまった。

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2,30年前までは,「少数者差別迫害されている!」と誰かが叫べば,そうか,それは可哀そうだな,と思える余裕が多数派にもあった。今はそうではない。むしろ多数派逆差別に怯えている。

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それまで,少数者を迫害する政府の背後にいた「強者としての多数派」はもういない。それはここ20年くらいの劇的な変化で,50代以上の発言力を持つ思想家政治家たちは古い認識を修正出来ずにいる。

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近代社会工業化とともに発展してきて,多数派であるところの「国民」を権力源泉とすることで中近世社会を駆逐してきた。これがリベラルが意識する多数派だ。ところが,脱工業化で多数派が強者ではない時代が訪れてしまった。

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リベラルの伝統的な世界観として,「社会的弱者の味方として伝統権力に立ち向かう」というものがある。しかし,近年,その権力を支えているのは没落中間層などの非少数弱者であり,彼らは概してリベラルの「物語」に冷めている。

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リベラル非少数弱者に冷たいのはなぜか,というのは最近よく考えている。

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保守であれリベラルであれ,誰かを悪魔にするのではなく,全ての人に愛情を持って接することが必要なのです。

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少数者差別をしているのは,「普通の人」こと非少数弱者であり,彼らは逆差別恐怖を感じている。なぜか,リベラルはここを無視している。

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近年の保守リベラルの対立は「強者対弱者」ではなく「弱者対弱者」の闘いなのだ,ということにリベラル側が気付く必要がある。

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そういう意味で,リベラルの言説に違和感を覚えるのは,障害者少数者等に少しでも厳しい意見に対して,まるで悪魔のように糾弾しているところ。それでは溝は埋まらないし,対話の芽を自ら摘んでいるようなもの。弱者に厳しい弱者も慈愛を必要としているのだ。

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