アマゾンジャパンが Kindle Unlimited で人気作品の配信を一方的に停止した問題。
一部の契約でダウンロード数に応じた上乗せ料金を約束していたものの,これがアマゾンジャパン側の想定を越えたことが原因とされる。アマゾンジャパンは各社に契約見直しを求めていたが,了解が得られず一方的な配信停止に踏み切った。講談社が抗議声明を出している。
アマゾンジャパン側も契約内容は踏まえているはずであり,講談社側の抗議内容からみても,恐らく配信を決める権限についての規定はなく,契約違反とは言えない状況にある。つまり,アマゾンジャパン側の言い分は「上乗せ料金を払うとは言ったが必ず配信するとは言ってない」で,講談社は著作者・読者との信頼関係が壊れることの危惧と想定していた収益を得られず抗議,といった構図だと思われる。商業倫理の問題か。