デライトにおける議論,というのは面白いテーマだと思います。歴史も浅いので,開発者にとっても未知数な部分があります。
実は,デライトにも変更履歴(描出履歴)を残す仕組みはあり,近いうちにそれを閲覧出来るようにする予定もあったのですが,開発上の都合で保留にしています。
「空欄で上書き」を削除代わりにしている現状,残したくない履歴もあるだろう,というのも理由の一つです。
もともと輪郭は大意を捉えるためのものとして設計されており,それゆえに最初は適当に書いて後から完成させる,という作業がしやすくなっているのですが,おっしゃる通り,議論の細かい過程を残すことには向きません。
ただ,これは考えようで悪くないかもしれない,とも思っています。
ネット上での議論でありがちな言葉尻の掴み合い,というのはあまりデライトには持ち込みたくない文化だからです。デライトでは,互いに相手の真意を汲み取ろうとしない議論は成立しません。常に相手が編集中かもしれないので,ある程度の距離感を保って言及することも必要になってきます。
履歴にせよ編集中にせよ,システム側である程度サポートすることは出来ますが,単純に対応出来るケースには限りがあり,柔軟性を持たせようとすれば複雑化します。
編集中であれば末尾にでも(書きかけ)のように書いておくか,重要な修正をしたらそのことを書いておくなど,ユーザー文化で補えなくもないので,当面はそういう工夫で凌いで頂いて,出来るだけ早く洗練された機能を導入したいと考えています。