この「開発渋滞」(development jam)の原因は,いま思えば当努(ToDo)の焦点が絞り込めていなかったことだ。漠然とした「完成」像に向けて,あっちを直してはこっちを直し,という感じで,ひたすら終着点の見えない作業を続けていて,持ち辺(モチベーション)を保つのも難しかった。それが,希哲館事業総括,一夜革命を経て,ライト版デルン「デライト」の離立(リリース)という明確な作業目標が出来た。これで一気に渋滞が解消した。
いま世界では,大きく古い権威に固執する者とその権威を破壊して小さな殻に閉じ籠ろうとする者達が争っている。なぜか,この焼け野原から大きく新しい権威を創造しようという者がいない。私を除けば。