ソクラテス(希:Σωκράτης,英:Socrates,前469年〜前399年)は,古代ギリシャの哲学者である。
西洋哲学の二大権威であるプラトンは弟子,アリストテレスは孫弟子にあたる。このため,「哲学(的精神)の祖」とみなされることが多い(ただし,アリストテレスによれば哲学の祖はタレスである)。
活動は主に対話を通して行い,知られる限り著作を残さなかった。ソクラテスの重要な活動のほぼ全ては,著述家であったプラトンの著作で伝えられている。というよりも,「哲学者としてのソクラテス」像はプラトンの思想の一部であるとすらいえる。
特に「無知の知恵」(無知の知)および「産婆術」の概念で知られる。
「無知の知恵」は,一般的に道徳的な訓戒として普及しているが,哲学(希哲)の本質であり,その起源的な観点でもある。
「悪法も法」といい,処刑された。