日本の IT 業界

描主宇田川浩行K#F85E
下描き希哲8年(2014年)
02月11日 20:07
利承
ライセンス
希哲館普通利承(KULクール
この描出は「素描」です。

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私はこれまで日本人が実現出来なかった「世界で勝てる IT 企業 の創出」ということを一つの目標にやってきたが,やればやるほど,なるほどこりゃ日本人には無理だわ,と思うことが多い。何というか,本当にヤクザな作業が多い。真面目な性格ではとても出来そうにない。

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日本の IT 業界は給与水準が低い,というのも結局は日本の IT 企業の生産性が低く利益を生み出せないのが原因であって,給与を高くすればいい,という問題ではない。

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こういう日本の IT 業界批判,実践者でありながらこれだけ自由な立場で出来る人間も珍しいので,嫌われるだろうなとは思いつつ使命感に近いものを覚えている自分がいる。心地良くない分子を排除する傾向が日本人集団にはあるが,それで世界から取り残され小さな内輪になっていく日本の IT 業界の現状がある限り,たとえ片隅ででもこういうことを言い続ける人間は必要だと思う。他にいれば私である必要はないのだが。

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BTRON が失敗したのは普遍的な魅力が無かったからだし,Winny が失敗したのは法的理論武装が弱かったからだし,旧ライブドアが失敗したのは中身が無かったからだ。孫正義のせいでもなければ,警察のせいでもなければ,不寛容な世間のせいでもない。強いていえばそれに負けた彼ら自身のせいだ。その現実から目を背けてはいけない。

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何かでつまずいたら時代や社会のせいにする,というのはこれまでの日本の IT 業界の悪いところでもある。世間が認めてくれなければ日本社会が悪いとすぐ諦める。そうじゃない。全体として日本人アメリカ人と決定的に違うのは,社会が馬鹿だったらその馬鹿といかに戦うかを考え実践し続ける強さがあるかないかだ。

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日本の IT 業界は変わらなくてはならない。後追い,話題作り,そんなことに明け暮れる業界はもう死んでいるも同然だ。この業界を蘇えらせるには,誰にも真似出来ない,世界を変える技術を創り出すしかない。

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日本の IT 業界はダメだダメだと言われてきたが,本当にダメなのは危機感の無さだ。他人事のようにダメだと言っている者は多いが,そこには,国の浮沈を左右する問題だという必死さが無い。

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しかし,堀江さんの時と比べたら,前澤さんは悪趣味なだけでもまだマシだな,と思うことがある。堀江さんは悪趣味以前に「無趣味」という印象で,金のこと以外何を考えているか分からん,というのが最悪だったわけで。前澤さんはずっとキャラが分かりやすい。万年停滞の日本 IT 業界も0.1歩くらいは進歩したんじゃないか。

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1億円のばらまきでそれ以上の価値がある宣伝が出来たんだから賢い」とか言っている業界人をみると,志の低さに愕然とするというか,日本の IT 業界がダメな理由が分かってしまうというか。世界の頂点を競っている IT 企業やその経営者たちがどういう桁で金を稼いでいるか知っていれば,本当に情けなくなる話。

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日本を代表する企業」がトヨタであるうちは日本の IT 業界は始まってもいない状態なので,とりあえずは,日本の企業といえば誰もが希哲社を真っ先に挙げるようにしなくてはならない。

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研究者の強い国と経営者の強い国,というのがある。日本は前者,アメリカは後者だ。IT でも,TRON や初期のシグマ計画など日本にも理論的に高度なものはあった。ただ,それを在野で泥臭く実践していく文化に乏しい。日本では,技術者が失敗すると「社会に潰された」で終わってしまう。潰されない力を付けよう,とはなぜかならない。

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外国の技術を輸入して,IT をネタに話題作りに励み,上手く金儲けしよう……そんな日本の IT 業界の体質は,おそらく内部からは変わらない。そんな業界でいいのか?俺達このままでいいのか?と声を上げる人間が現れてくれるんじゃないかと,少しだけ期待したこともあったが,希哲館事業が発足した10年前から業界はまるで進歩していない。

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日本の IT 企業の実態は,「IT を上手く活用して商売する企業」であることがほとんどで,「IT 開発を主導する企業」がほぼ存在しないのが問題なのだ。結果として,単なるアメリカ IT 産業の衛星産業になってしまっている。

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