希哲12年4月15日,o_t を分かりやすくした案として再検討開始。数値系と紛らわしいというのを没の理由にしていたが,再考する。nil_T もあるのであまり関係ないか。
この場合,仮引数に使う void のために予約語 none を導入することも考える。ただし,無闇に予約語を増やすのは好ましくないので慎重に。仮引数名は省略することも出来るので,no_t だけ書かれていたとしてもさほど不自然ではない。
あるいは,none を返し値型・仮引数共通で使い,no_t は翻体のみで使うという手もあるが,_t 接尾子は型の置かれているところにあった方が分かりやすい。
希哲12年4月20日,使ってみないと分からないことも多いため,mac.h に追加し,試用を開始。既存の o_t の書き換えを進めながら感覚を掴む。
希哲12年4月24日,しばらくこの概念の整合的な説明方法について悩んでいたが,「記述すべき型が無いことを明示する予約語」(つまり,これがある所には型名を記述出来る)とし,仮引数には原則として「一つ以上の型名を記述する」と定めることで整合性を取ることにした。これに合わせた初心者向けの函数の説明として,あえて仮引数名を省略した形で函数を呼び分けることを最初に教えてもいいかもしれない(つまり変数名を省略出来るのではなく必要ならば付けられるものとして教える)。こうした解釈の工夫により,大分違和感が解消され直感的に扱えるようになった。色付けは,従来の部分太緑字から予約語の標準青字を試してみたが,これはこれで違和感があるので一旦戻す。その後,目障りにならず特殊であることを表現できる斜体緑字にしてみたが悪くないのでしばらくこれで様子見。
希哲12年6月9日,しばらく使っていたが,やはり n_t 等と紛らわしく複雑な記述中では視認性が良くない。斜体緑字のみ残して void を復活させることを検討開始。void のみでまとめるか,no_t をポインタ用として温存するか,none と no_t の併用にするかが選択肢に残る。
希哲13年7月5日,正式採用を決定。