総合的に,これ以上の翻訳語は出来ないと判断したものに付けられる。
1月26日17歩でソースの希哲館訳語として「素出」を採用したが,「素文」をどうするかという問題があった。これはもともとプレーンテキストの翻訳語として考えたものだが,デラングのソーステキストという意味で使ったこともあり,揺らいでいた。
ここで,プレーンテキストの新しい訳語として「普文」を考えていたことを思い出した。デライト正式離立に取り組んでいた時期で評価する時間が無かったのかすっかり忘れていたが,十分使えそうなので,ひとまず暫定訳語としておくことにした。素文はやはりソーステキストと解釈するのが整合的だろう。
ついでに「テキスト」をどう訳すかも再考した。的記,的書,適書といった案があったが,決め手が無かった。
カタカナ語としてのテキスト・テクストの大まかな意味は,「研究・学習・処理などの対象となる文」なので,漢字一字ならやはり「的」しかない気がする。「的記」を基本として,「的書」や「的文」と使い分けるべきか。
新たに「底本」からの連想で「底記」という訳語も思い付いたが,「底」では音写性の高い漢字の組み合わせが限られる。