『義経』の常盤御前と稲森いずみ

描主宇田川浩行#F85E
上描き希哲8年(2014年)
08月07日 19:30
下描き希哲8年(2014年)
04月16日 11:56
利承
ライセンス
希哲館普通利承(KULクール

2005年の NHK 大河ドラマ『義経』で,源義経(演:神木隆之介滝沢秀明の母・常盤御前を演じた稲森いずみさんが,いまだに記憶に残っている。彼女が演じた常盤御前は,大河どころか日本の映像作品史上に残る,まさに「絶世の美女」だったと思う。放映当時,ネットでも大層話題になった(この記事に検索で辿りつく人がとても多いので,いまだにその人気は衰えていないらしい)

私が稲森いずみさんに注目したのはドラマ『略奪愛・アブない女』(1998年)が初めてだったと思う。このドラマでは既婚の落ち着いた女性を演じていたので雰囲気があってまだ良かったのだが,「いまどきの軽いギャル」を演じさせると,華奢すぎる体型もあって,どうしても軽く見えすぎてしまうのがもったいなかった。この評価を根底から覆したのが『義経』だった。和装がここまで似合う人だとは思わなかった。

『義経』の序盤は,平安時代末期を舞台にした幽玄な映像美と,義経を演じた神木さんと滝沢さんの美形っぷりも説得力となって,常盤御前の神々しいまでの美しさが最大限に演出されていた。常盤御前が主役だったといっても過言ではないだろう。残念ながら,全体的にはそこまで記憶に残る要素がない作品だったとは思うが,序盤の映像を作っただけでも十分な功績だと思う。

本当にしつこいようだが,『かぐや姫の物語』はこの常盤御前の美しさをみならって欲しかった。

出力論組プログラム虎哲*イチ 1.1号
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