アカウントを「証戸」と訳す

描主宇田川浩行#F85E
上描き希哲9年(2015年)
05月19日 01:12
下描き希哲9年(2015年)
05月18日 21:38
利承
ライセンス
希哲館普通利承(KULクール

日本語においてアカウント英語:account)という言葉は,主に,サービスの提供元が保管している一定の加入者情報を指して使われている。一番想像しやすい訳語金融機関の「口座」なのだが,インターネット サービスなどではもっぱら「アカウント」とそのままカタカナ表記されている。日本人の多くにとって,この言葉の意味は理解しにくいものだが,例によってなんとなく使用され続けている。俗に「アカ」と略され,「」という漢字が当てられることもある。

「アカウント」というのは,数えるという意味の「カウント(count)と同源の言葉で,もともとは勘定の記入箇所を指す会計用語だったのだが,これが金融機関で加入者の預金情報,つまり「預金口座」という意味でも広く理解されるようになる。考機コンピューター関連分野でこの言葉が多用されるようになったのは,サービスの課金先という意味もあったのかもしれないが,詳しい経緯はよく分からない。

少なくとも,現在「アカウント」という言葉は会計的な意味合いから遠く離れて理解されているので,多くの人が金融機関を連想するであろう「口座」とは訳しにくい。

そこで,が考案したのが「証戸(あかしと/しょうこ)という訳語だ。アカウントは利用者を識別するための認証情報でもあるので「証」,またサービスの利用にあたって戸口になるものなので「戸」を使い,やや音写的に「あかしと」と読む。ちなみに,戸は簡体字で〈户〉と書き,中国語では〈帐户〉チャンフーがまさにアカウントを意味したり,用者ユーザー〈用户〉ヨンフーと言ったりするので,この用法は漢字文化圏の感性にも合っているようだ。

出力論組プログラム虎哲*イチ 1.1号
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