アーティストを「表し手」と訳す

描主宇田川浩行#F85E
上描き希哲9年(2015年)
03月25日 23:15
下描き希哲9年(2015年)
03月25日 22:59
利承
ライセンス
希哲館普通利承(KULクール

アーティスト英語:artist)というのは,古典的には芸術家と訳されることが多かった外来語だが,近年ではアーティストと芸術家という表現が意図的に使い分けられる例も目立つ。

それは,芸術家という言葉に伴う伝統的な響きの重さを避けてであったり,表現分野や趣向が多様化する中で,例えば画家音楽家といった分野毎の肩書きによらず,表現活動をする者一般を漠然と示すためであったりする。特に商業音楽では,実演者をアーティストと呼ぶことが多い。これは,実演者が個人歌手奏者……)なのか集団バンドグループユニット……)なのか,あるいは架空柄工キャラクターなのかといったことも不定で,個人がいわゆる芸術家や音楽家であるとも限らないからだ。

このような,分野・程度・形態に関わらず「何かを表現した者」を漠然と指すアーティストという言葉に,私は「表し手(あらわして)という造訳語をあてることにした。いわゆる「表現者」に近い言葉だが,表現者というのは表現活動を生業あるいは生き甲斐とするような人のこと,つまり芸術家に近い意味で使われているので,これを避けた。

出力論組プログラム虎哲*イチ 1.1号
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