Google が没落する時

描主宇田川浩行#F85E
上描き希哲10年(2016年)
12月23日 00:22
下描き希哲10年(2016年)
12月23日 00:09
利承
ライセンス
希哲館普通利承(KULクール

ここ数ヶ月の間,インターネット上を流れる情報の信頼性が問われる二つの問題が日本アメリカでほぼ同時に浮上している。日本では『WELQ』問題に代表される,キュレーション サイトまとめサイトなどと呼ばれるサイトが安易な方法で信頼性の低い情報をばらまいていた問題で,アメリカでは大統領選挙中に氾濫した「偽ニュース」の問題だ。

これらの問題を巡って,悪質な情報を排除出来なかった検索演心エンジン〉の代表格である Google にもその批判の矛先が向けられている。Google 検索はロボット型検索演心の究極形に近いが,そのアプローチ自体が限界を迎えつつあることは,使い込んできた者ほど実感しているはずだ。

Google 検索は,使えば使うほど複雑な感情を抱かせる。同社の検索演心開発にかける凄まじい情熱と努力への敬意と,その検索結果のあまりの愚かさへの怒りが同時に沸き起こり,やがて情報を機械的に評価することに対する絶望感に変わっていく。そんな感情だ。同社の経営は非常に手広いが,その核心はあくまでも検索だ。その検索がアプローチ,ひいては哲学の限界を露呈している。いまや「Google 帝国」とすら言われ磐石に見える同社の将来だが,率直に言って私は悲観している。

そう遠くない将来,具体的には数年の間に Google は没落するだろう。その時,検索の主流になっているのはもちろん「全知検索」だと思いたい。

出力論組プログラム虎哲*イチ 1.1号
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