ウェブかネイティブか

描主宇田川浩行#F85E
上描き希哲9年(2015年)
05月20日 01:03
下描き希哲9年(2015年)
05月20日 00:35
利承
ライセンス
希哲館普通利承(KULクール

このごろ,アプリケーション開発においてウェブで作るかネイティブプラットフォーム固有の標準的な実行環境)で作るか,という話題がよくある。最近は,スマートフォンなどの普及を背景として,どちらかといえばネイティブに人気が集まりつつある。

これに関して,希哲社の立場は明確だ。他社の管理下にある OS言語Java など)への依存は極力避けたいので,ウェブを一つのインターフェイスとして利用しつつ自社言語 CnD3 を中心にコード資産の蓄積を進め,段階的に諸想品ソフトウェアを置換していく。ウェブを最大限利用しつつ,ウェブの先を見据える,ということが重要だと考えている。

ウェブ最大の利点は,標準に従った文字列の入出力という極めて単純な仕組みで,最善ではなくとも十分に効果的なアプリケーションが構築出来るということだ。それによって,プラットフォームへの依存や,非標準的な開発環境への依存を避けられ,長期的に安定した開発体制を構築出来る。

アプリをヒットさせてちょっと儲けたいという程度ならネイティブで十分なのだが,将来的に自社技術でプラットフォームを展開したい,というような大望があるならネイティブから入るのは勧めない。あくまでもウェブを軸に余力があればネイティブ アプリを投入し,あとはプラットフォーム開発に注力した方が良い。ちなみにこの戦略で成功したのが Google だ。WindowsMac OS 向けのアプリケーションから始めていたら今の Google は無かっただろう。

プラットフォームというのは,他人の時間を自分に費させて成立するものなので,自分がプラットフォーマーになりたいなら,いかに他社の「思う壺」にはまらないか,ということが重要だ。要は,他人の畑で楽に稼ぐ「小作工」を目指すか,自分で畑の主になる「自作工」を目指すかによって「ウェブかネイティブか」への回答は変わってくるということだ。日本では残念ながら小作工が大人気で,自作工を目指す人間などほとんどいないので,こういう変わった意見が参考になることもあるのではないかと思う。

出力論組プログラム虎哲*イチ 1.1号
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