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{社会黙認 K#F85E/9E25}

「社会黙認(social acquiescence)」は宇田川の用語。

「社会契約(social contract)」論を国家の成立に関する神話とみなし,現実には偶発的な利害の一致と妥協・惰性が国家を形成すると考える。この原理を社会黙認と呼ぶ。また,この概念により,「かつて人間がどうあったか」という神話的理由付けを回避し,「どうあれば都合が良いのか」のみを追求する立場を社会黙認論という。