尊皇制議論はもう十分遅い

描主宇田川浩行#F85E
上描き希哲9年(2015年)
01月18日 22:30
下描き希哲9年(2015年)
01月18日 22:18
利承
ライセンス
希哲館普通利承(KULクール

尊皇制にまつわる議論で本当に不思議なのが,「皇室の将来」を危ぶむ人の多さだ。

太平洋戦争の敗戦によって,近代尊皇制というのはゆるやかに崩壊し続けているのだが,どうもそれに気付いていない人が多いのではないか,と不安になる。つまり,「皇室の(絶望的な)危機」は将来ではなくとっくに起こっていたということだ。そして,日本人がそれを自覚しなかったために問題は悪化し続け,もはや手遅れになっているということだ。まず,議論の大前提として,この現状認識を確かにすることが必要だと思う。

皇位継承問題が,悠仁親王誕生で先送りにされたのも噴飯ものだ。女系天皇容認にせよ皇籍復帰にせよ,準備期間や不測の事態を考えれば,遅くとも今後30年以内に制度を整えておかなければならない。それほど時間に余裕があるわけではない。

もっと言えば,法や制度というのは,問題に直面してから考えるものではない。問題が起きても混乱しないように,安心して生活出来るように準備しておくものだ。だから議論が早すぎることなどありえないのだが,この調子では,尊皇制が目の前で完全崩壊するまで気付かないのかもしれない。

出力論組プログラム虎哲*イチ 1.1号
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