「マスコミ対ネット」という虚構

描主宇田川浩行#F85E
上描き希哲11年(2017年)
02月12日 00:41
下描き希哲11年(2017年)
02月12日 00:30
利承
ライセンス
希哲館普通利承(KULクール

マスコミ不信の文脈で,いまだに「マスコミネット」という構図でものを語っている人が多い。この認識はそろそろ更新した方が良さそうだ。

例えば日本ではインターネット普及率がすでに80%を越えているが,マスコミの受け手とインターネット利用者はネット普及率の上昇とともに重なっていくことになる。

「マスコミ対ネット」という構図は,インターネットが特に専門知識の無い人でも使えるようになってから,社会的に一般化するまでの間に形成されたものだ。この間,おそらく10年程の間にマスコミに嫌悪感を持つ層がネットに拠り所を求め始めた。まだネットが特殊な趣味と見なされていた頃の話だが,この感覚を引きずっている人が多いのではないかと思う。

現在では,旧来のマスコミもネット媒体に積極参入し,層を問わず多くの人がネットを利用するようになっているため,マスコミとネットは対立関係に無いというのが実情だ。むしろネットにおけるマスコミの影響力は増している感すらある。強いて言えば「マスコミ対一部ネット」に実態が変わっているのだろう。「(マスコミの風潮に反して)ネットで支持を集めた」とされる物事は,ネット上でもどちらかといえば少数派が支持していることが多い。

出力論組プログラム虎哲*イチ 1.1号
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