貧富の差を是正するただ一つの道

描主宇田川浩行#F85E
上描き希哲11年(2017年)
01月30日 00:30
下描き希哲11年(2017年)
01月17日 00:19
利承
ライセンス
希哲館普通利承(KULクール

貧富の差経済格差)という問題が,世界に火種をばらまいている。昨今の不穏な世界情勢は,後に第三次世界大戦前夜として語られても全くおかしくない様相を呈している。

私はいまトランプ政権についての暫定的な見解をまとめているところだが,文章を書き進めるにつれ,自分の中で問題意識が膨らんでくる。ソビエト連邦崩壊共産主義挫折の象徴であったように,トランプ政権の誕生によるアメリカ合衆国の混乱は,後世に資本主義挫折の象徴,「アメリカ崩壊」として語られるのかもしれない。15年以上前から世界の思想的・経済的分断に対する新しい解答を準備してきた私にとって,避けることの出来ない勝負の時が迫って来ているように感じられる。

人類の経済活動は,「資本主義」などという言葉が生まれるずっと前から格差を生み出すものだった。貧困が社会の中心的課題として捉えられるようになったのは,せいぜいここ数百年のことだ。多くの人がこの問題を語り,時には血を流してきたが,どうすれば深刻な貧富の差を解消出来るのか,という問いに答えるのは実は拍子抜けするほど簡単だ。

貧富の差を是正するただ一つの道は,「稼いで雇う」ことだ。つまり,世界最大の圧倒的な収益源を持つ企業を創り,そこで万人に平等な雇用制度を整えれば良い。制度上は資本主義のままで,社会保障に伴う諸問題も回避出来る。難しいのは,「どの道を選ぶか」ということではなく「この茨の道をどう進むか」ということなのだ。

こう言えば,そんなことは出来るわけがない,と多くの人が思うだろう。しかし,よく考えてみてほしい。これまでどれだけ多くの人が貧困の問題に気の遠くなるような時間を費やし,身を危険に晒し,そしていまだに絶望から抜け出せずにいるか,ということを。それと比べて,本当にやってみる価値のない冒険だろうか。やってみれば意外と簡単なことかもしれない。

私はその冒険のために希哲館事業を立ち上げた。この事業はまだ10年目だが,私は思いのほか楽観的だ。

出力論組プログラム虎哲*イチ 1.1号
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