{あれ K#F85E/4686-2125}宇田川浩行 正義の実践というのは,多様な立場からみんなが歩み寄れる地点を見つけて,自ら率先してそこへ歩んでいくことだ。自らの立場をみんなに押し付けることではない。
{あれ K#F85E/4686-4021}宇田川浩行 問題は,この事実認識の早さに多少の差があること。アメリカ,特に現政権は自国がすでに正義の根拠を失なっていることに気付いていないし,北朝鮮は立場上敏感に気付いている。これがこじれた場合,やはり最悪の事態を覚悟しなければならない。
{あれ K#F85E/4686-363C}宇田川浩行 うちは核兵器を持つが,お前は持つな,という理屈を「正義」として成り立たせるには,その正当性をあくまでも「公正」の立場で,自らも痛みに耐えて担保する必要がある。それを明示的に放棄したのがトランプ政権なので,残っているのは正義ではなく,どちらに付くのが都合が良いかという「利益」の問題だけ。
{あれ K#F85E/4686-657A}宇田川浩行 要はいま金正恩がやりたいことは,「うちはこれだけ和平に向けて努力しているのに,あの粗暴馬鹿でお馴染みのトランプがやっぱり邪魔をしている」という国際世論形成。
{あれ K#F85E/4686-D84B}宇田川浩行 北朝鮮問題で一番不安なのは,金正恩が,もはやアメリカは「正義の味方」ではない,という事実をしっかり踏まえて駆け引きしてくること。このゲームはすでに,これまでの「優等生対問題児」ではなく,「問題児対問題児」になっているのだ,ということが看破されその弱みを握られてしまうと,アメリカに打てる手は極端に限られてくる。