{あれ K#F85E/4686-B915}宇田川浩行 私は昔,ひょんなことからニーチェの超人論を「凡人論」で克服してしまったことがある。これは,自分自身の思想が計らずも現代思想を超克してしまったことを意味していた。そして私は全ての権威に価値を見出せなくなり,危機的な精神状態に陥った。それを救ったのは,「普通の人」の可能性を信じるという考え方だった。思えばこれが希哲民主主義の始まりだったのかもしれない。