知的財産(知財)関連の描線。
今月,希哲9年(2015年)11月1日,希哲館は創立8周年を迎えた。昨年も思ったことだが,落ち着いて期間としてみると,やはり短い。もう20年も30年も希哲館事業に時間を費やしているような気がする。
この体感時間の密度の高さは,やはり私自身の焦燥感にあるのかもしれない。現在の希哲館,特に希哲社が抱えている問題は,一にも二にも収益力にある。反対に言えば,それだけが問題だ。世界最大・最高級の構想も技術もあり,経済的な軌道にさえ乗れば希哲社は向かう所敵なしといえる。しかし,希哲社には営業や資本に関して,希哲館を支えるための企業として苛酷な制約がある。あくまでも独立と清廉を貫き,なおかつ自活しなければならない。これもなかなかの負担だ。
とはいえ,構想規模の大きさと,まだ8周年を過ぎたばかりであることを考えると,ちょっと焦り過ぎたのかもしれない,という反省もある。希哲社はすでに日本の国家予算を注ぎ込んでも得られない知的財産の山を抱えている。こうなれば,あとは根比べ,という境地だ。