{あれ K#F85E/5B28-6E5D}宇田川浩行 例えばジョブズが誰も気にしないような細部に拘って iPhone を作り上げたり,文学者や作家がどれだけ細かい言葉使いに神経を使って作品を作り上げるかを考えれば,「浮動小数点数」と「浮点数」の違いはやはり分かって欲しいのだけど,難しいのだろうな。
{あれ K#F85E/5B28-21D1}宇田川浩行 浮動小数点数を一見大差ないような「浮点数」にする姿勢で情技(IT)用語を翻訳していくのと,そのままにしておくのでは,結果としてとんでもない差になる。これをどうやって理解してもらえるか。ずっと考えてきた。
{あれ K#F85E/5B28-2394}宇田川浩行 一例として,フローティング ポイント〈floating point〉を「浮動小数点」とした悪訳がある。中国語では〈浮点〉で,希哲館訳語でも「浮点」と訳し直したが,これが国家的な問題であることに気付いている人が少な過ぎる。同じことを「浮動小数点数」と書く国,「浮点数」と書ける国,どちらが有利か。
{あれ K#F85E/5B28-4B5C}宇田川浩行 「浮動小数点数」とかも,今思えば不思議な訳語だ。こういうの,最初に考えた人達って「使いにくい」とは思わなかったのだろうか。ちなみに希哲館訳語でも中国語でも〈floating point number〉は「浮点数」と訳す。