リテラルを「有り体」と訳せるか

描主宇田川浩行#F85E
上描き希哲10年(2016年)
08月11日 00:17
下描き希哲10年(2016年)
08月10日 21:34
利承
ライセンス
希哲館普通利承(KULクール

英語に「リテラル」〈literal〉という言葉がある。「読み書きの能力」を意味する「リテラシー」〈literacy〉と同源で,「文字の」とか「文字通りの」といった意味を持つ。カタカナ英語としてのリテラルは,リテラシーより専門的に用いられることが多く,論組〈プログラミング〉言語では「直接表現された(文字通りの)値」を意味する。

この論組用語としてのリテラル,長い間上手い訳語が見つからなかった。すでに「直定数」や,アセンブリ用語から借用した「即値」という訳語もあるが,あまり普及していない。「履定」など,私も過去に色々な語案を作ったが,なかなかこれというものが出来なかった。

それがついさきほど,「有り体」(ありてい)という訳語を閃いた。なるほど,リテラルというのは確かに「有り体な値」だ。実は英語のリテラルも,「文字通り」から転じて「正確な」とか「ありのままの」といった意味で使われることがある。この意味では「有り体」と訳しても間違いではない。

少し洒落っぽいので技術用語として馴染むかどうかはまだ分からないが,面白いのでしばらく使ってみようと思う。

出力論組プログラム虎哲*イチ 1.1号
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