{半角スペース}{字白}{素描}{綜語約物}(4)

{助白 K#F85E/0907}

じょはく

綜語において,読みを助けるために用いられる(いわゆる,分かち書きに限らない)半角スペースのこと。

漢字ひらがなとラテン文字の区切り,カタカナ表記における単語間の区切り,連続する漢字の区切り,よみがな等の区切りに用いる。文意に影響を与えることなく,適宜用いることが出来る。

外来語をカタカナ表記する場合,基本的には助白を付ける。助白を省くのは,分野を問わず普遍的に定着していると認められる語のみ。普遍的に定着しているとは,現時点で標準的な教育を受けた者であれば,年齢や専門分野に関わらず認知している程度を指す。「コンビニエンスストア」や「トイレットペーパー」の類い。つまり,新語や専門用語,死語には基本的に助白が付く。

人名や団体名,題名などには中点を付ける。これは実用性よりも言葉の重みを重視するため。

平文では,字と字の間に空白を付けることは出来るが,近付けることは出来ない。原則として助白を付けることで,平文表現に幅を持たせることが出来る。

仮名漢字,ラテン文字のように源流が異なる字種を字白で区切るのは視認性を向上させるため。